Wordで図形の中に文字を入れたとき、「横方向は中央なのに上下がずれる」「文字が左上に寄って見える」と困ることがありますよね。図形内の文字は、横方向の中央揃え縦方向の中央揃えをそれぞれ設定すると、きれいに中央へ配置できます。私が資料作成でよく使う、迷いにくい手順を順番に紹介します。

結論:図形内の文字を中央にするには「中央揃え」と「文字の配置:中央」を使います

図形内の文字を中央にする手順は、文字を選んで[ホーム]タブの[中央揃え]をクリックし、図形を選んで[図形の書式]→[文字の配置]→[中央]をクリックします。横方向は Ctrl+E でも中央揃えにできます。

ポイントは、[中央揃え]だけでは左右方向しかそろわないことです。上下方向も中央にしたい場合は、[文字の配置]で[中央]を選びましょう。

Wordの図形に文字を入れて横方向を中央にする手順

まずは、図形の中に文字を入力し、左右方向の中央にそろえる方法です。すでに文字が入っている図形でも同じ操作で設定できます。

  1. Wordのリボンで[挿入]タブをクリックします。
  2. [図形]をクリックし、四角形や角丸四角形など、使いたい図形を選びます。
  3. 文書内をドラッグして図形を作成します。
  4. 作成した図形をクリックして、そのままキーボードで文字を入力します。
  5. 図形内の文字をドラッグして選択します。文字が短い場合は、図形内をクリックしてカーソルを表示するだけでも大丈夫です。
  6. [ホーム]タブの[中央揃え]をクリックします。

この操作で、文字が図形の左右中央に移動します。キーボードで操作したいときは、図形内にカーソルを置いてからCtrl+Eを押してください。Wordの段落配置が中央揃えになり、図形内の文字も中央になります。

図形を選ぶだけでは文字の中央揃えにならない点に注意

図形の外枠をクリックしただけの状態では、図形全体を選択していることがあります。この状態でCtrl+Eを押しても、期待どおりに文字が動かないことがあります。図形内をもう一度クリックして、文字入力用のカーソルが点滅している状態で操作しましょう。

図形内の文字を上下方向も中央にする手順

横方向を中央にしただけでは、文字は図形の上寄りに見えることがあります。ラベル、フローチャート、見出し用のボックスなどは、上下方向も中央にすると見栄えが整います。

  1. 文字が入っている図形の枠線をクリックして、図形を選択します。
  2. リボンに表示される[図形の書式]タブをクリックします。
  3. [文字の配置]をクリックします。
  4. 表示されたメニューから[中央]をクリックします。

これで、図形内の文字が上下方向の中央に配置されます。先ほどの[ホーム]タブにある[中央揃え]と組み合わせれば、文字を図形の真ん中に配置できます。

[文字の配置]に表示される項目の意味

  • 上揃え:文字を図形の上側に寄せます。
  • 中央:文字を図形の上下中央に配置します。
  • 下揃え:文字を図形の下側に寄せます。

図形の高さを大きくしているのに文字が上に寄って見える場合は、[中央]を選ぶだけで解決することが多いですよ。

右クリックから図形内の文字位置を細かく調整する方法

Wordのバージョンや画面サイズによっては、[図形の書式]タブに[文字の配置]が見つけにくいことがあります。その場合は、右クリックのメニューから設定すると確実です。

  1. 対象の図形の枠線を右クリックします。
  2. [図形の書式設定]をクリックします。
  3. 画面右側に表示された設定パネルで[文字のオプション]を選びます。
  4. [テキストボックス]の項目を開きます。
  5. [垂直方向の配置]から[中央]を選択します。

この画面では、文字と図形の端との余白も変更できます。中央に設定しても少し上や下に寄って見えるときは、上下の余白が同じ値になっているか確認しましょう。

文字を中央にしてもきれいに見えない場合の調整ポイント

設定上は中央でも、フォントや段落設定の影響で「少しずれている」と感じることがあります。次の項目を確認すると、資料の見た目を整えやすくなります。

図形内の余白を小さくする

図形には初期設定で内側の余白があります。特に小さい図形では、この余白の影響で文字が窮屈に見えることがあります。

  1. 図形を右クリックし、[図形の書式設定]をクリックします。
  2. [文字のオプション]から[テキストボックス]を開きます。
  3. [左余白][右余白][上余白][下余白]の値を確認します。
  4. 文字が詰まりすぎない範囲で、必要に応じて余白を小さくします。

余白をすべてゼロにすると文字が図形の枠線に近づきすぎるため、読みやすさを見ながら調整しましょう。

段落前後の間隔をゼロにする

図形内に複数行の文字を入れる場合、段落前後の間隔が広いと、中央配置でも上下のバランスが崩れることがあります。

  1. 図形内の文字を選択します。
  2. [ホーム]タブの[行と段落の間隔]をクリックします。
  3. [段落後の間隔を削除]が表示される場合はクリックします。
  4. さらに調整したい場合は[段落のオプション]を開き、[間隔]の[前]と[後]を0ptにします。

フローチャートの工程名や組織図の役職名など、短い文字を図形に入れる場面では特に効果的です。

うまくいかない場合のチェックポイント

[図形の書式]タブが表示されない

[図形の書式]タブは、図形そのものを選択したときだけ表示されます。図形内で文字を編集している状態ではなく、図形の枠線をクリックして選択し直してください。画像やテキストボックスを選んでいる場合も、表示されるタブが異なります。

Ctrl+Eを押しても文字が中央にならない

Ctrl+Eは、文字が入っている段落を中央揃えにするショートカットです。図形を選択しているだけではなく、図形内をクリックして文字カーソルを入れてから押しましょう。また、複数行の文字がある場合は、中央にしたい行または段落を選択してください。

文字が上下中央にならない

[ホーム]タブの[中央揃え]は左右方向の設定です。上下方向は[図形の書式]→[文字の配置]→[中央]で設定する必要があります。それでもずれる場合は、[図形の書式設定]の[テキストボックス]で上下余白と段落間隔を確認しましょう。

図形の中に文字を入力できない

図形を右クリックして[テキストの追加]または[文字列の追加]を選ぶと入力できます。図形を選択した状態でそのままキーボード入力しても文字を追加できることが多いですが、うまく入力できないときは右クリック操作を使うと安心です。

複数の図形で文字位置がそろわない

図形ごとに余白、フォントサイズ、段落設定が異なると、同じ中央配置でも見え方が変わります。1つの図形を完成形として整えた後、Ctrlキーを押しながらほかの図形を選択し、同じ書式を適用すると作業が早くなります。

時短に役立つ関連ワザ:図形の書式をまとめてそろえる

複数の図形を使う資料では、1つずつ色や文字位置を設定すると時間がかかります。完成した図形の書式をコピーして使うと効率的です。

  1. 書式の見本にしたい図形を選択します。
  2. [ホーム]タブの[書式のコピー/貼り付け]をクリックします。
  3. 同じ書式にしたい図形をクリックします。

連続して複数の図形へ適用したい場合は、[書式のコピー/貼り付け]をダブルクリックしてください。Escキーを押すまで、続けて書式を貼り付けられます。

また、図形を複数選択して[図形の書式]→[配置]→[左右中央揃え]や[上下に整列]を使うと、図形そのものの位置や間隔もそろえられます。文字の中央配置図形の整列を分けて考えると、Wordの資料は短時間でも読みやすく仕上がりますよ。

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