Excelで「1-2」「3/4」「0101」などを入力したら、勝手に日付に変わって困ることがありますよね。仕事中に型番や品番、整理番号を入力していると、思った通りに入らずかなりストレスです。先に結論をお伝えすると、入力前にセルの表示形式を「文字列」にするか、先頭にシングルクォーテーション「'」を付けて入力するのがいちばん早い直し方です。まずはすぐ使える方法から見ていきましょう。
結論:いちばん早い直し方は「文字列」にするか「'」を付けることです
特に急いでいるときは、次の2つを覚えておけば十分です。
- これから入力する場合:セルの表示形式を「文字列」にしてから入力する
- 1件だけすぐ入力したい場合:先頭に「'」を付けて入力する
たとえば「1-2」をそのまま入力すると日付扱いになることがありますが、「'1-2」と入れれば、そのまま文字として表示できます。見た目には「'」は表示されないので安心してください。
方法1:入力前にセルを「文字列」にして防ぐ手順
同じ列に型番や管理番号をたくさん入力するなら、この方法がいちばんおすすめです。まとめて防げるので、あとから修正する手間が減ります。
- 日付になってほしくないセル、または列全体を選択します
- Excel上部の「ホーム」タブをクリックします
- 「数値」グループにある表示形式のプルダウンを開きます
- 「文字列」を選びます
- そのあとで数字や記号を含むデータを入力します
この設定をしておけば、「1-2」「4/5」「00123」なども文字として扱われやすくなります。先頭の0を消したくないときにも便利ですよ。
列ごと設定する手順
- 文字列として扱いたい列の見出し、たとえば「A」や「B」をクリックします
- 「ホーム」タブを開きます
- 表示形式を「文字列」に変更します
- その列にデータを入力または貼り付けします
CSVを開いてから編集する場面でも、このひと手間で誤変換をかなり防げます。
方法2:先頭に「'」を付けてその場で回避する
1つだけ入力したいときや、いま開いている表ですぐ対応したいときはこの方法が最速です。
- セルをクリックします
- 入力したい値の先頭にシングルクォーテーション「'」を付けます
- Enterキーを押します
たとえば次のように入力します。
- '1-2
- '3/4
- '0101
入力後、セルには「1-2」「3/4」「0101」と表示され、「'」自体は通常見えません。データだけそのまま残したいときに便利です。
方法3:すでに日付になったデータを直す手順
ここで注意したいのは、すでにExcelが日付として認識したデータは、表示形式を文字列に変えただけでは元の入力内容に戻らないことです。たとえば「1-2」を入れて「1月2日」になった場合、Excelの中ではすでに日付データです。そのため、正しく直すには再入力が必要です。
- 日付に変わってしまったセルを確認します
- 必要なら元の正しい値をメモします
- 「ホーム」タブから表示形式を「文字列」に変更します
- セルをダブルクリックするか、数式バーをクリックします
- 元の値を'1-2のように先頭へ「'」を付けるか、そのまま文字列として再入力します
- Enterキーを押します
複数セルでまとめて発生しているときは、元データがあるならコピー元を文字列設定してから貼り直すほうが早いです。
貼り付け時に勝手に日付になる場合の対処法
コピーして貼り付けた瞬間に日付になるケースもよくあります。この場合も、貼り付け先を先に文字列設定しておくのが基本です。
- 貼り付け先の列またはセル範囲を選択します
- 「ホーム」タブから表示形式を「文字列」に変更します
- そのあとでデータを貼り付けます
もしうまくいかないときは、貼り付ける前に元データ側で「'」を付ける方法も有効です。
CSVで開いたら日付になるときの直し方
CSVファイルでは、Excelが自動で内容を判断して日付に変えてしまうことがあります。型番やコードが多いCSVでは特に注意したいですね。
- Excelを開きます
- 「データ」タブをクリックします
- 「テキストまたはCSVから」を選びます
- CSVファイルを指定します
- 読み込み前の画面で対象列のデータ型を確認します
- 日付にしたくない列を「文字列」として取り込みます
CSVをダブルクリックでそのまま開くと自動変換されやすいので、業務データではこの取り込み手順を使うのがおすすめです。
うまくいかない場合のチェックポイント
設定したはずなのに直らないときは、次のポイントを確認してみてください。
- 表示形式を変えたのが入力後ではないか
入力後に文字列へ変えても、すでに日付化されたデータは元に戻りません。文字列設定は入力前が基本です。 - シングルクォーテーションが半角になっているか
全角の記号だとうまく動かないことがあります。必ず半角の「'」を使いましょう。 - 貼り付け先ではなく貼り付け後に設定していないか
貼り付け前に文字列設定しておく必要があります。 - CSVを直接開いていないか
直接開くと自動変換されやすいです。「データ」タブから読み込む方法を使いましょう。 - 日付表示に見えても実際は数値やシリアル値になっていないか
セルをクリックして数式バーを確認すると、Excelがどう認識しているか判断しやすいです。
よくあるケース別の対処法
「1-2」「1/2」をそのまま入力したい
先頭に「'」を付けるか、あらかじめセルを文字列にしてください。
「00123」の先頭の0を消したくない
これも文字列設定が有効です。数字として扱う必要がない管理番号なら、文字列にしておくのが安全です。
関数で参照したら扱いが変わる
参照先が日付データとして保存されていると、表示だけ変えても思った結果になりません。元セルのデータ形式から見直しましょう。
ついでに覚えたい時短ワザ
最後に、Excel入力で役立つ小ワザも紹介します。
- Ctrl + 1
セルの書式設定をすぐ開けます。表示形式を変えるときに便利です。 - 列全体を先に選択して設定
1件ずつ直すより、管理番号の列をまとめて文字列にしたほうが圧倒的に早いです。 - テンプレート化する
毎回同じ表を使うなら、最初から対象列を文字列にしたファイルを保存しておくとミス防止になります。
まとめ
Excelで数字が勝手に日付になるときは、入力前に「文字列」へ変更、または先頭に「'」を付けて入力するのが基本です。すでに日付になったものは、表示形式を変えるだけでは直らないので、文字列設定後に再入力しましょう。型番、品番、社員番号、郵便番号などを扱う表では特に起こりやすいので、先に列ごと文字列にしておくと安心です。ひと手間でかなりストレスが減るので、ぜひ次の入力作業から試してみてくださいね。
