「別のプログラムがこのファイルを開いているため、操作を完了できません」「ファイルは使用中です」と表示され、不要なファイルを削除できないことがありますね。仕事中は急いでいるほど困りますが、多くの場合は、ファイルを使っているアプリやエクスプローラーを閉じれば解決します。私がまず試してほしい順番で、早く安全に削除する方法を紹介します。

結論:開いているアプリを閉じ、エクスプローラーを再起動して削除します

最短の解決手順は「ファイルを閉じる」→「Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーを開く」→「Windows エクスプローラーを再起動」→「もう一度削除」です。

ファイルを削除できない原因の多くは、Word、Excel、PDF閲覧ソフト、画像編集ソフト、ブラウザー、エクスプローラーのプレビュー機能などが、そのファイルを使用中のためです。まずは該当するアプリを閉じてから、削除をやり直しましょう。

  1. 削除したいファイルを開いていないか確認します。
  2. Word、Excel、PDF閲覧ソフト、画像ソフト、動画プレーヤー、圧縮ソフトなどを閉じます。
  3. ファイルが添付されたメールや、ファイルを表示しているブラウザーのタブも閉じます。
  4. エクスプローラーで削除したいファイルを選択し、Deleteキーを押します。
  5. 完全に削除したい場合は、Shift + Deleteキーを押します。ただし、ごみ箱に入らないため、必要なファイルではないことを確認してから使いましょう。

方法1:エクスプローラーのプレビューをオフにして削除する

画像、PDF、Excelファイルなどは、エクスプローラーのプレビュー表示だけで「使用中」になることがあります。ファイルを開いていないのに削除できないときは、最初にプレビューをオフにしてください。

  1. 削除したいファイルがあるフォルダーを開きます。
  2. Windows 11では上部メニューの表示をクリックします。
  3. 表示にマウスポインターを合わせ、プレビュー ウィンドウをクリックしてチェックを外します。
  4. Windows 10では、上部の表示タブをクリックし、プレビュー ウィンドウをクリックしてオフにします。
  5. もう一度、対象ファイルを選択してDeleteキーを押します。

同じ画面で詳細ウィンドウが有効なら、こちらもオフにしておくと安心です。ファイルの内容や情報を読み込む動作が止まり、削除できる場合があります。

方法2:タスクマネージャーから使用中のアプリを終了する

アプリの画面を閉じても、裏側で動き続けていることがあります。たとえばExcelを閉じたつもりでも、Excelのプロセスだけが残っているケースがあります。この場合はタスクマネージャーから終了しましょう。

  1. Ctrl + Shift + Escキーを同時に押して、タスクマネージャーを開きます。
  2. 簡易表示の場合は、左下または下部の詳細をクリックします。
  3. プロセスの一覧から、ファイルを使っていそうなアプリを探します。例として、Microsoft Word、Microsoft Excel、Adobe Acrobat、Google Chromeなどがあります。
  4. 対象アプリをクリックして選択します。
  5. 右上または右下のタスクの終了をクリックします。
  6. エクスプローラーに戻り、ファイルを削除します。

タスクの終了を行うと、そのアプリで保存していない作業内容が消えることがあります。アプリを終了する前に、ほかの開いているファイルに未保存の作業がないか確認してください。

方法3:Windows エクスプローラーを再起動する

ファイルを使用しているアプリが見当たらない場合は、エクスプローラー自体の動作が一時的に引っかかっているかもしれません。PCを再起動するより短時間で済むので、先にエクスプローラーの再起動を試すと時短になります。

  1. Ctrl + Shift + Escキーを押して、タスクマネージャーを開きます。
  2. プロセス一覧でWindows エクスプローラーを探します。
  3. Windows エクスプローラーをクリックします。
  4. 再起動をクリックします。
  5. タスクバーやデスクトップが一瞬消えて、すぐに表示し直されます。
  6. 削除したいファイルがあるフォルダーを開き直し、Deleteキーで削除します。

エクスプローラーの再起動では、通常は開いているアプリの作業内容は消えません。ただし、コピー中や移動中のファイルがあるときは、処理が終わってから実行しましょう。

方法4:PCを再起動してから削除する

ここまで試しても削除できない場合は、PCの再起動が有効です。再起動すると、バックグラウンドでファイルをつかんでいたアプリや一時的な処理が終了します。特に、更新後、同期中、外付けドライブを使った後に起こるトラブルで役立ちます。

  1. 開いているWord、Excel、ブラウザーなどの作業を保存します。
  2. スタートボタンをクリックします。
  3. 電源をクリックします。
  4. 再起動をクリックします。
  5. Windowsが起動したら、ほかのアプリを開く前に対象ファイルを削除します。

再起動後すぐに削除するのがポイントです。先に同じファイルを開くアプリや同期ソフトを起動すると、再び使用中になることがあります。

それでも削除できない場合のチェックポイント

OneDriveやDropboxなどの同期が動いている

クラウド同期中のファイルは、一時的にロックされることがあります。タスクバー右側の通知領域にある雲のアイコンを確認し、同期が完了するまで待ちましょう。大量のファイルを移動・削除した直後は、数分待つだけで削除できる場合があります。

ファイル名や保存場所が長すぎる

深い階層のフォルダーに保存されているファイルや、ファイル名が極端に長いファイルは、削除時にエラーが出ることがあります。対象ファイルをデスクトップなど浅い場所へ移動してから削除するか、ファイル名を短くして試してください。

アクセス権限が不足している

「この操作を実行するアクセス許可が必要です」と表示される場合は、使用中ではなく権限の問題です。会社PCでは管理者権限が必要なフォルダーもあるため、勝手に設定を変更せず、社内のIT担当者へ確認しましょう。特にWindows、Program Files、ほかのユーザーのフォルダー内にあるファイルは注意が必要です。

ネットワーク共有フォルダー上のファイルである

共有フォルダー内のファイルは、別の人が開いていると削除できません。自分のPCでアプリを閉じても直らない場合は、ファイルを共同利用している人に閉じてもらう必要があります。ファイル名だけでなく、似た名前のコピーを開いていないかも確認してもらいましょう。

ウイルス対策ソフトや検索インデックスが確認中である

ダウンロード直後のファイルや大量の画像・動画ファイルでは、セキュリティソフトのスキャンやWindowsの検索処理が一時的に影響することがあります。数分待ってから再試行し、それでも改善しなければPCを再起動してください。セキュリティ機能を無効にして削除する方法は、仕事用PCでは避けたほうが安全です。

削除前に確認したい注意点

  • 業務ファイルは、削除前に共有先やバックアップの有無を確認します。
  • ごみ箱に入れたファイルは、必要になったときに復元できます。
  • Shift + Deleteはごみ箱を経由しないため、急いでいるときほど使う前にファイル名を確認します。
  • 拡張子が表示されていないと、似た名前の別ファイルを削除しやすくなります。必要に応じてエクスプローラーの表示設定でファイル名拡張子をオンにしましょう。

最後に使える時短ワザ:ファイル操作を速くするショートカット

ファイル整理の時間を減らすなら、よく使うキー操作を覚えておくと便利ですよ。マウス操作を減らせるので、不要ファイルの整理もスムーズになります。

  • Delete:選択したファイルをごみ箱へ移動します。
  • Shift + Delete:ごみ箱を経由せずに削除します。
  • Ctrl + Z:直前の操作を元に戻します。誤ってごみ箱へ移動した直後に便利です。
  • F2:選択したファイル名を変更します。
  • Ctrl + Shift + N:新しいフォルダーを作成します。
  • Alt + Enter:選択したファイルのプロパティを開きます。容量や保存場所を確認したいときに役立ちます。

「使用中で削除できない」エラーは、まずアプリを閉じる、次にプレビューをオフにする、最後にエクスプローラーまたはPCを再起動する流れで進めると、無駄なく解決しやすいです。慌てて強制削除せず、どのアプリがファイルを使っているかを順番に切り分けていきましょう。

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