Wordで「文字数をすぐ確認したい」「2,000文字以内などの上限を守りたい」ときは、数え方と制限の仕組みを分けて考えると迷いません。私が仕事で急いで確認するときは、まずショートカットで文字数を表示し、入力欄の上限が必要な書類ではフォーム機能を使っています。
結論:文字数の確認はCtrl+Shift+G、文書全体の上限はマクロまたはフォームで管理します
[Ctrl]+[Shift]+[G]を押すと、[文字カウント]画面が開きます。ここで「文字数(スペースを含めない)」と「文字数(スペースを含める)」の両方を確認できます。提出先から「○○文字以内」と指定されている場合は、スペースを含めるかどうかも必ず確認してください。
Wordで文字数をカウントする3つの方法
ショートカットで文字数を確認する方法
最も速く確認できる方法です。文書全体だけでなく、選択した部分だけの文字数も調べられます。
- 文書全体を数える場合は、何も選択せずにWord文書を開きます。
- 一部だけ数える場合は、数えたい文章をドラッグして選択します。
- [Ctrl]+[Shift]+[G]を押します。
- [文字カウント]画面で、文字数・単語数・段落数などを確認します。
- 確認が終わったら[閉じる]をクリックします。
選択範囲がある場合は、選択した文章の文字数が表示されます。本文だけを提出する仕事では、タイトルや注釈を除いた範囲を選んで数えると安心ですね。
[校閲]タブから文字数を確認する方法
ショートカットを忘れてしまった場合は、リボンから開けます。
- Word上部の[校閲]タブをクリックします。
- [文字カウント]をクリックします。
- 表示された画面で「文字数(スペースを含めない)」または「文字数(スペースを含める)」を確認します。
画面の大きさやWordのバージョンによっては、[文字カウント]がアイコンだけで表示されることがあります。アイコンにマウスを重ねると名前を確認できますよ。
画面下のステータスバーから確認する方法
Word画面の左下には、通常「○○単語」と表示されています。ここをクリックしても[文字カウント]画面を開けます。作業中に何度も確認するなら、画面下をクリックする方法も便利です。
- 左下の単語数をクリックする
- [文字カウント]画面で文字数を確認する
- 表示されていない場合は、ステータスバーを右クリックして[単語数]にチェックを入れる
Word文書全体に文字数の上限を設けたい場合
Wordには、通常の文書全体に「2,000文字を超えたら入力不可」にする標準設定はありません。そのため、レポート、原稿、社内申請文のように文書全体の上限を管理したい場合は、マクロで超過をチェックする方法が実用的です。
上限を超えたら警告を出すVBAマクロ
以下のマクロを登録すると、実行した時点の文字数を数え、設定した上限を超えていればメッセージを表示できます。ここでは、スペースを含めた文字数を2,000文字にしています。
- [ファイル]→[オプション]→[リボンのユーザー設定]を開きます。
- 右側の一覧で[開発]にチェックを入れ、[OK]をクリックします。
- [開発]タブ→[Visual Basic]をクリックします。
- 左側で対象文書を選び、[挿入]→[標準モジュール]をクリックします。
- 次のコードを貼り付けます。
Sub CheckCharacterLimit()
Const LIMIT As Long = 2000
Dim n As Long
n = ActiveDocument.Range.ComputeStatistics(wdStatisticCharactersWithSpaces)
If n > LIMIT Then
MsgBox "文字数が上限の" & LIMIT & "文字を超えています。現在:" & n & "文字"
Else
MsgBox "上限内です。現在:" & n & "文字"
End If
End Sub
- [F5]キーを押すか、Wordに戻って[開発]→[マクロ]→[CheckCharacterLimit]→[実行]を選びます。
上限を変更したいときは、Const LIMIT As Long = 2000の「2000」を希望の数字に変更してください。スペースを含めない文字数で判定したい場合は、wdStatisticCharactersWithSpacesをwdStatisticCharactersに変更します。
マクロを保存する文書は、[名前を付けて保存]から「Word マクロ有効文書(.docm)」を選びましょう。通常の.docx形式で保存すると、マクロは保存されません。
入力欄ごとに文字数制限を設定する方法
住所欄、氏名欄、コメント欄など、決まった入力スペースだけを制限したい場合は、旧式フォームのテキストフォームフィールドを使います。この方法は、文書全体ではなく「その入力欄だけ」に最大文字数を設定する機能です。
- [開発]タブをクリックします。
- [コントロール]グループの[レガシツール]をクリックします。
- [以前のバージョンのフォーム]にある[テキストフォームフィールド]をクリックします。
- 文書に追加された入力欄をダブルクリックします。
- [最大文字数]に、入力を許可したい文字数を入力します。
- [OK]をクリックします。
- 必要に応じて[開発]→[編集の制限]から[フォームへの入力]を指定し、[はい、保護を開始します]をクリックします。
保護を開始しないと、利用者がフォーム欄以外を自由に編集できたり、設定どおりに使えなかったりします。配布用の申請書やアンケートを作るときに向いています。
文字数が合わない・制限できない場合のチェックポイント
スペースあり・なしを取り違えている
日本語の原稿では「スペースを含めない」文字数が指定されることもありますが、Webフォームや英語混じりの文章ではスペース込みで数える場合もあります。提出ルールが不明なときは、依頼元の案内を確認しましょう。Wordの[文字カウント]画面には両方の数値が出るため、スクリーンショットで記録しておくと確認依頼にも対応しやすいですよ。
本文以外の文字まで数えられている
ヘッダー、フッター、脚注、文末脚注、テキストボックスの文字を含めるかどうかで、結果が変わります。[文字カウント]画面に[テキストボックス、脚注、文末脚注を含める]の項目がある場合は、提出条件に合わせてチェックを切り替えてください。本文だけを正確に数えたい場合は、本文の範囲だけ選択してから[Ctrl]+[Shift]+[G]を押す方法が確実です。
フォームフィールドで上限が効かない
通常の文章に文字を入力しているだけでは、最大文字数は設定できません。必ず[テキストフォームフィールド]を挿入し、そのフィールドのオプションで[最大文字数]を指定してください。また、配布して使ってもらう文書では[編集の制限]からフォーム入力用に保護する必要があります。
マクロが実行できない
会社のセキュリティ設定でマクロが無効になっていることがあります。その場合は、無理に設定を変更せず、[Ctrl]+[Shift]+[G]で手動確認する運用にしましょう。Word for the webではVBAマクロを実行できないため、デスクトップ版Wordで確認してください。
文字数管理を速くする時短ワザ
- 選択範囲だけ数える:見出しやタイトルを除いた本文だけをドラッグして、[Ctrl]+[Shift]+[G]で確認します。
- 余分な空白をまとめて削除する:[Ctrl]+[H]で[検索と置換]を開き、連続した半角スペースや不要な改行を整理すると文字数のズレを防げます。
- 作業前に上限を文書の先頭へ書く:「上限:2,000文字(スペース含む)」のようにメモしておくと、数え方の基準を途中で迷いません。
- 保存前の確認を習慣にする:提出直前に[Ctrl]+[Shift]+[G]を押すだけで、文字数オーバーによる差し戻しを減らせます。
まずは[Ctrl]+[Shift]+[G]で現在の文字数を確認し、繰り返し上限チェックが必要な文書だけマクロやフォームを使い分けましょう。Wordの標準機能だけでも、文字数確認の手間はかなり減らせます。
