スマホはWi-Fiに繋がるのに、パソコンだけインターネットが使えないと仕事が止まって焦りますよね。この症状は、ルーターよりもパソコン側の一時的な不具合や設定ミスが原因になっているケースが多いです。私と一緒に、簡単で影響の少ない操作から順番に確認していきましょう。

最短の対処手順はWi-Fiの再接続とパソコンの再起動

最初に「Wi-Fiをオフ・オンする」→「接続先を選び直す」→「パソコンを再起動する」の順で試しましょう。スマホが同じWi-Fiに繋がっているなら、まずパソコン側を直すのが最短です。
  1. 画面右下にあるネットワーク、音量、バッテリーのアイコン付近をクリックします。
  2. Wi-Fiを一度オフにし、10秒ほど待ってからオンに戻します。
  3. Wi-Fi名の一覧を開き、普段使っているネットワークを選びます。
  4. 接続をクリックし、求められた場合はWi-Fiのパスワードを入力します。
  5. 改善しなければ、作業中のファイルを保存してからスタート→電源→再起動を選びます。

電源ボタンによる強制終了ではなく、スタートメニューから再起動するのがポイントです。再起動によって、Wi-Fi機能やネットワーク設定の一時的な詰まりがリセットされます。

まだ繋がらない場合に上から試す対処法

機内モードがオフになっているか確認する

機内モードがオンだとWi-Fi通信が止まります。ノートパソコンではショートカットキーを誤って押し、気付かないうちに有効になることもあります。

  1. 画面右下のネットワーク付近をクリックします。
  2. 機内モードがオンならクリックしてオフにします。
  3. Wi-Fiをオンにし、接続先を選び直します。

Wi-Fiを一度削除して登録し直す

保存されたパスワードや接続情報が壊れている場合は、ネットワークを削除して再登録すると直ることがあります。作業前にWi-Fiのパスワードを確認しておきましょう。

  1. スタート→設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fiを開きます。
  2. 既知のネットワークの管理をクリックします。
  3. 利用中のWi-Fi名を選び、削除または保存しないをクリックします。
  4. Wi-Fi一覧に戻り、同じWi-Fi名を選択します。
  5. 接続をクリックし、パスワードを入力します。

パスワードでは、数字の0と英字のO、数字の1と英字のl、大文字と小文字の違いに注意してください。

Windowsのネットワーク診断を実行する

Windows 11では、標準のトラブルシューティング機能から原因を診断できます。

  1. スタート→設定→システム→トラブルシューティングを開きます。
  2. その他のトラブルシューティング ツールを選びます。
  3. ネットワークとインターネットの横にある実行をクリックします。
  4. 画面の案内に従って診断と修復を進めます。

Windows 10では、設定→ネットワークとインターネット→状態→ネットワークのトラブルシューティング ツールから実行できます。表示名は更新状況によって少し異なることがあります。

Wi-Fiアダプターを再起動する

パソコン内部の無線LAN機能だけが停止している場合に有効です。

  1. スタートボタンを右クリックし、デバイス マネージャーを開きます。
  2. ネットワーク アダプターの左にある矢印をクリックします。
  3. 名前にWireless、Wi-Fi、WLAN、802.11などが含まれる機器を右クリックします。
  4. デバイスを無効にするを選び、数秒待ちます。
  5. 同じ機器を再び右クリックし、デバイスを有効にするを選びます。

デバイスのアンインストールは選ばないでください。どれが無線LAN機器か判断できない場合は、この操作を飛ばしても大丈夫です。

IPアドレスと通信状態を更新する

Wi-Fiには接続済みなのに「インターネットなし」と表示される場合は、IPアドレスの再取得を試します。

  1. スタートボタンを右クリックし、ターミナル(管理者)またはWindows PowerShell(管理者)を開きます。
  2. ユーザーアカウント制御が表示されたらはいをクリックします。
  3. ipconfig /releaseと入力してEnterキーを押します。
  4. ipconfig /renewと入力してEnterキーを押します。
  5. 続けてipconfig /flushdnsと入力し、Enterキーを押します。
  6. 画面を閉じ、ブラウザでWebページを開き直します。

コマンドは半角で入力し、ipconfigとスラッシュの間には半角スペースを入れてください。一時的に通信が切れるため、オンライン会議中には実行しないようにしましょう。

上手くいかない場合のチェックポイントと原因

Wi-Fi名そのものが表示されない

  • パソコンのWi-Fiスイッチ:機種によっては本体側面のスイッチやFnキーとの組み合わせで無線通信を切り替えます。
  • 電波の距離:ルーターの近くへ移動し、壁や金属製家具から離れて試します。
  • 周波数の相性:古いパソコンは5GHz帯に対応していない場合があります。Wi-Fi名が分かれていれば、2.4GHz側も試してください。
  • 無線LANドライバー:デバイス マネージャーで黄色い警告マークがある場合は、パソコンメーカーが案内するドライバーの確認が必要です。

「接続済み、インターネットなし」と表示される

  • VPNを利用している場合は、社内ルールを確認したうえで一時的に切断して変化を確認します。
  • ブラウザだけ使えない場合は、別のブラウザやシークレットウィンドウで開きます。
  • 会社やホテルのWi-Fiでは、ブラウザを開いて利用規約への同意やログインが必要な場合があります。
  • スマホも同時に繋がらなくなった場合は、パソコンだけの問題ではありません。ルーターや回線側の障害を確認してください。

パスワードが正しいのに接続できない

接続台数の上限、アクセス制限、会社のセキュリティ設定が影響している可能性があります。業務用パソコンでは、ネットワークのリセットやドライバー変更を独断で行わず、社内の情報システム担当者へ確認するのが安全です。

最後の手段としてネットワークをリセットする

ここまでの操作で直らない場合は、Windowsのネットワーク設定を初期状態へ戻せます。ただし、保存済みWi-FiやVPNなどの設定が消えることがあるため、必要なパスワードと設定情報を控えてから実行してください。

  1. スタート→設定→ネットワークとインターネット→ネットワークの詳細設定を開きます。
  2. ネットワークのリセットを選びます。
  3. 今すぐリセットをクリックし、確認画面で進めます。
  4. パソコンの再起動後、Wi-Fiを登録し直します。

切り分けを早くする便利な時短ワザ

Windowsでは、Windowsキー+Aでクイック設定をすぐに開けます。Wi-Fiや機内モードの状態を確認したいときに便利ですよ。また、スマホのテザリングへ一時的に接続できるか試すと、原因を素早く切り分けられます。

  • テザリングには繋がる:パソコンのWi-Fi機能は動いており、自宅や職場のルーター設定との相性が疑われます。
  • テザリングにも繋がらない:パソコン側の設定、無線LANドライバー、Wi-Fiアダプターを重点的に確認します。
  • スマホも同じWi-Fiに繋がらない:ルーター、回線、通信障害の可能性が高くなります。

まずはWi-Fiのオフ・オンと再起動から始め、登録し直し、診断、アダプター再起動の順に進めると、余計な設定変更をせず効率よく解決できます。業務用端末で管理者権限が必要な操作に進んだら、無理をせず社内担当者へ相談しましょう。

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