Zoomで動画や資料を画面共有したのに、相手から「音が聞こえない」と言われると焦りますよね。多くの場合は、画面共有を始める前にコンピュータの音声を共有する設定がオンになっていないことが原因です。私が、最短で音を共有する手順と、うまくいかないときの確認ポイントを順番にご案内します。
結論:画面共有の前に「サウンドを共有」をオンにします
マイクをオンにして話していても、PCで再生している動画・BGM・通知音は自動では共有されません。相手にPC内の音を届けたいときは、画面共有用の音声設定が必要ですよ。
- Zoomミーティング画面下部のツールバーから[画面の共有]をクリックします。
- 共有したい画面、アプリケーション、またはブラウザのタブを選択します。
- 共有選択画面の下部にある[サウンドを共有]または[コンピュータの音声を共有]にチェックを入れます。
- 動画を見せる場合は、必要に応じて[ビデオクリップに対して最適化]にもチェックを入れます。
- [共有]をクリックし、相手に音が聞こえるか確認します。
Zoomのバージョンによっては、チェック項目が画面下部ではなく、共有する画面の選択後に表示されることがあります。表示名が少し違っても、「サウンド」「音声」「コンピュータの音声」と書かれた共有項目を探しましょう。
すでに画面共有を始めている場合に音を共有する方法
共有を開始した後で音の設定忘れに気付いた場合、いったん共有を止めなくても変更できることがあります。
- 画面上部または下部に表示されるZoomの共有ツールバーを確認します。
- [詳細]または[More]をクリックします。
- [サウンドを共有]、[コンピュータの音声を共有]、または同様の項目をクリックしてオンにします。
- 動画や音楽を数秒再生し、参加者に聞こえるか確認します。
ツールバー内に音声共有の項目が見つからないときは、[共有を停止]をクリックし、もう一度[画面の共有]からやり直すほうが確実です。共有し直す際に、最初の画面で音声共有へチェックを入れてください。
動画・ブラウザタブの音だけを共有したい場合
YouTube、社内研修動画、オンラインセミナーの録画などを共有するなら、画面全体ではなくブラウザのタブを選ぶと見せやすいことがあります。不要な通知や別ウィンドウを相手に見せずに済むのがメリットですね。
- Chromeなどで再生したい動画のタブを開きます。
- Zoomで[画面の共有]をクリックします。
- ブラウザのタブ一覧が表示される場合は、動画を開いているタブを選びます。
- [サウンドを共有]またはタブ音声を共有するチェックをオンにします。
- [共有]をクリックして動画を再生します。
ブラウザ側の共有画面にも「タブの音声を共有」といったチェックが表示される場合があります。その場合もオンにしましょう。Zoomの設定とブラウザ側の設定の両方が必要なケースがあります。
相手に音が聞こえないときのチェックポイント
設定をオンにしたのに聞こえない場合は、次の順番で確認すると切り分けが早いです。
1.Zoomの音声共有がオンになっているか
- 画面共有を開始するときに[サウンドを共有]へチェックを入れたか確認します。
- 共有中なら、共有ツールバーの[詳細]から音声共有がオンか確認します。
- マイクのミュート解除だけではPCの再生音は共有されないため、画面共有の音声設定を見直します。
2.PC本体で音が再生されているか
- まず自分のPCのスピーカーやイヤホンから、共有したい動画・音楽が聞こえるか確認します。
- Windowsではタスクバーのスピーカーアイコンをクリックし、音量がゼロやミュートになっていないか確認します。
- 動画プレーヤーやブラウザタブ自体がミュートになっていないかも確認します。
- Bluetoothイヤホンや外部モニターを使っている場合は、再生先が意図しない機器になっていないか確認します。
3.Windowsの音量ミキサーでZoomやブラウザがミュートになっていないか
Windowsではアプリごとに音量が下がっていることがあります。動画の音がPCでも聞こえない場合に特に有効な確認です。
- タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックします。
- [音量ミキサー]を開きます。
- Zoom、ブラウザ、動画プレーヤーの音量がミュートまたは極端に小さくなっていないか確認します。
- 必要なら音量を上げ、もう一度動画を再生します。
4.参加者側のスピーカー設定に問題がないか
共有者の設定が正しくても、聞く側の出力先が違うことがあります。相手にはZoom画面左下の[オーディオ]横の矢印から、使用中のスピーカーやイヤホンを選び直してもらいましょう。Zoomの[スピーカーをテスト]を実行してもらうと、さらに確認しやすいですよ。
5.共有している動画サービスや会社PCの制限
一部の動画配信サービスでは、著作権保護のため画面共有時に映像や音声が正常に共有できない場合があります。また、会社PCではセキュリティ設定や管理者ポリシーによって、音声デバイスや画面録画の利用が制限されることもあります。別のローカル動画や一般的な音声で共有テストを行い、特定のサービスだけで起きるか確認しましょう。
Macで音が共有できない場合の確認
Macでは、ZoomやmacOSのバージョンによって画面収録・システム音声共有に関する許可が必要になることがあります。初回利用時に許可画面を閉じてしまった場合は、設定を見直してください。
- Macの[システム設定]を開きます。
- [プライバシーとセキュリティ]を開きます。
- [画面収録とシステムオーディオ録音]、または近い名前の項目を確認します。
- Zoomが許可されていない場合はオンにします。
- 設定変更後はZoomを完全に終了してから起動し直します。
項目名はmacOSの世代で変わることがあります。Zoomが画面共有やシステムオーディオを利用できる状態になっているかを確認するのがポイントです。
会議前に30秒でできる音声共有テスト
本番でトラブルを起こさないためには、会議の開始前に短くテストしておくのが一番の時短です。
- Zoomでテスト用のミーティングを開始します。
- スマートフォンなど別の端末から参加するか、同僚に短時間だけ参加してもらいます。
- [サウンドを共有]をオンにして画面共有を開始します。
- 共有予定の動画や音声を10秒ほど再生します。
- 映像、PCの再生音、自分のマイク音の3つが聞こえるか確認します。
なお、同じ部屋で複数端末を使ってテストするとハウリングが起きやすいため、片方の端末は音量を下げるか、イヤホンを使うと安心です。
便利な時短ワザ:共有中は通知を止めて見せる画面を整える
画面共有では、音だけでなく通知の表示にも注意したいですね。会議前にWindowsの[集中モード]やMacの[集中モード]をオンにすると、チャットやメールの通知が画面に出にくくなります。また、共有するブラウザタブや資料だけを開き、不要なウィンドウは閉じておくと操作ミスも減らせます。
Zoomの画面共有で音が聞こえないときは、まず[画面の共有]画面で[サウンドを共有]をオンにすることを確認しましょう。そのうえでPCの再生音、音量ミキサー、参加者側のスピーカーを順に確認すれば、ほとんどのトラブルは落ち着いて解決できますよ。
