PowerPointで作った資料をMP4動画にしたいのに、保存場所が分からない、音声が入らない、書き出しが終わらないと困っていませんか。私も会議用の説明資料や研修動画を作るときは、PowerPointの動画書き出し機能をよく使います。

結論からいうと、Windows版PowerPointなら[ファイル]→[エクスポート]→[ビデオの作成]からMP4形式で保存できます。各スライドの表示時間、ナレーション、画質を確認してから作成すると、失敗を減らせますよ。

PowerPointをMP4動画に書き出す最短手順

[ファイル]→[エクスポート]→[ビデオの作成]→画質とタイミングを選択→[ビデオの作成]→ファイルの種類を[MPEG-4 ビデオ(*.mp4)]にして保存します。
  1. 動画にしたいPowerPointファイルを開きます。
  2. 画面左上の[ファイル]をクリックします。
  3. 左側メニューの[エクスポート]をクリックします。
  4. [ビデオの作成]を選択します。
  5. 画質を選びます。社内共有やWeb掲載なら[フルHD(1080p)]が使いやすい設定です。
  6. ナレーションやスライド切り替え時間を記録済みなら、[記録されたタイミングとナレーションを使用する]を選びます。
  7. 記録していない場合は、[各スライドの所要時間]に1枚あたりの表示秒数を入力します。迷ったら5秒から始めましょう。
  8. [ビデオの作成]をクリックします。
  9. 保存先を選び、[ファイルの種類]が[MPEG-4 ビデオ(*.mp4)]になっていることを確認します。
  10. [保存]をクリックします。画面下部のステータスバーに書き出し状況が表示されるため、完了するまでPowerPointを閉じずに待ちましょう。

書き出しが完了したら、保存したMP4ファイルをダブルクリックし、映像・文字・音声・スライド切り替えのタイミングを確認してください。特に最後のスライドまで再生されるかは必ずチェックしたいポイントですね。

MP4書き出し前に決めるべき設定

画質はフルHDを選ぶと見やすい

PowerPointのビデオ作成では、通常はUltra HD、フルHD、HD、標準などの画質を選べます。文字が多いスライドや画面操作の説明動画では、低画質だと文字が読みにくくなります。

  • フルHD(1080p):社内研修、オンライン会議、YouTube、PC視聴におすすめです。
  • HD(720p):ファイルサイズを少し抑えたいときに向いています。
  • 標準画質:メール添付などで容量を小さくしたい場合に使えますが、細かい文字には不向きです。
  • Ultra HD(4K):高精細ですが、書き出し時間とファイル容量が大きくなります。

迷ったときは、まずフルHDで書き出すのが安全です。スライドのサイズも[デザイン]→[スライドのサイズ]から[ワイド画面(16:9)]にしておくと、現在の動画プレーヤーやオンライン会議で表示しやすいですよ。

自動送りの時間を設定する方法

動画では、スライドを手動でクリックできません。そのため、各スライドを何秒表示するか決める必要があります。

  1. [画面切り替え]タブをクリックします。
  2. [タイミング]グループにある[自動的に切り替え]にチェックを入れます。
  3. 右側の秒数欄に表示したい時間を入力します。
  4. すべてのスライドに同じ時間を設定するなら[すべてに適用]をクリックします。

文字を読むだけのスライドは5秒前後、図表を説明するスライドは10秒以上を目安にすると、急ぎすぎる動画になりにくいです。ナレーションがある場合は、音声の長さに合わせてタイミングを記録する方法が便利です。

ナレーション付き動画にする手順

PowerPointでは、スライドごとに音声を録音し、その音声と切り替えタイミングをMP4に含められます。説明動画を作るなら、先にナレーションを記録してから動画を書き出しましょう。

  1. [スライドショー]タブをクリックします。
  2. [スライドショーの記録]をクリックします。
  3. [先頭から録音]または[現在のスライドから録音]を選びます。
  4. マイクの状態を確認し、録画・録音を開始します。
  5. 説明しながらスライドを進め、最後まで記録します。
  6. 記録後、[ファイル]→[エクスポート]→[ビデオの作成]を開きます。
  7. [記録されたタイミングとナレーションを使用する]を選んでMP4を書き出します。

録音した声が小さい場合は、スライド上の音声アイコンを選択し、[再生]タブから音量を調整できます。動画にする前に、スライドショーで一度通して再生すると確認が早いですよ。

Mac版PowerPointでMP4に書き出す方法

Mac版では、Windows版とメニュー名が少し異なります。基本は[ファイル]メニューからエクスポート画面を開けば大丈夫です。

  1. PowerPointファイルを開き、[ファイル]をクリックします。
  2. [エクスポート]をクリックします。
  3. ファイル形式で[MP4]または[MP4ビデオ]を選択します。
  4. 画質やスライドの表示時間を設定します。
  5. 保存先とファイル名を指定し、[エクスポート]または[保存]をクリックします。

Mac版のPowerPointはバージョンによって表示項目が違うことがあります。MP4が見当たらない場合は、Officeを更新したうえで[ファイル]→[エクスポート]を確認してください。

MP4に書き出せない・上手くいかない場合のチェックポイント

書き出しが終わらない、進捗が止まったように見える

動画の作成には時間がかかります。高画質、スライド数が多い、動画や音声を多く入れている場合は、数分から長い場合は数十分かかることもあります。

  • PowerPoint下部のステータスバーに進捗表示があるか確認します。
  • 書き出し中はPowerPointを閉じず、PCをスリープさせないようにします。
  • ほかの重いアプリやブラウザのタブを閉じて、PCの負荷を減らします。
  • 保存先の空き容量を確認します。フルHD動画は予想より容量が大きくなることがあります。
  • 一度PowerPointを保存して閉じ、PCを再起動してから再試行します。

音声やナレーションがMP4に入らない

動画作成画面で[記録されたタイミングとナレーションを使用する]以外を選ぶと、録音内容が反映されないことがあります。また、スライドに挿入した音声が再生される設定になっていない可能性もあります。

  • [スライドショー]→[最初から]で、音声が実際に再生されるか確認します。
  • 動画作成時に、記録済みのタイミングとナレーションを使用する設定を選びます。
  • 音声アイコンを選択し、[再生]→[開始]が[自動]または意図した設定になっているか確認します。
  • 音声ファイルがリンク切れしていないか確認します。別PCからコピーした資料では起こりやすいです。

動画内でスライドがすぐ切り替わる・同じ画面のまま進まない

原因の多くは、スライドのタイミング設定です。記録されたタイミングを使う場合は記録内容を、使わない場合は各スライドの所要時間を確認しましょう。

  • [画面切り替え]タブの[自動的に切り替え]と秒数を確認します。
  • スライドショーの記録をやり直す場合は、必要に応じて古いタイミングを消去してから録音します。
  • 動画作成画面で、記録済みタイミングを使うか、固定秒数を使うかを意図どおりに選びます。

MP4形式を選べない・保存できない

PowerPointのバージョンが古い、Officeの更新が止まっている、または保存先に権限がない場合があります。

  • [ファイル]→[アカウント]→[更新オプション]からOffice更新を確認します。
  • デスクトップやドキュメントなど、書き込み権限のある場所に保存してみます。
  • ファイル名に使用できない記号が入っていないか確認します。
  • OneDriveや共有フォルダーではなく、いったんPC本体に保存してから再生確認します。

動画書き出しを時短する便利ワザ

スライドショーの開始ショートカット

動画にする前の確認では、スライドショーを素早く開始できるショートカットが便利です。

  • F5キー:1枚目のスライドからスライドショーを開始します。
  • Shift+F5キー:現在選んでいるスライドから開始します。
  • Escキー:スライドショーを終了します。

修正したスライドだけを確認したいときは、Shift+F5キーを使うと最初から再生する手間を省けます。

動画を軽くしたいときはメディアを圧縮する

PowerPointファイル自体が重い場合は、動画の書き出し前に[ファイル]→[情報]→[メディアの圧縮]を確認してみましょう。不要に高画質な動画や音声を圧縮すると、PowerPointファイルの扱いが軽くなり、保存や共有もしやすくなります。

ただし、圧縮後は元の画質に戻せない場合があります。大切な元データは別名で保存してから作業しましょう。PowerPointからMP4への書き出しは、手順とタイミング設定さえ押さえれば難しくありません。まずは短いテスト用ファイルで1本書き出し、再生を確認してから本番版を作ると安心ですよ。

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