Wordに挿入した図や画像が消えたように見えると、資料作成が止まって焦りますよね。多くの場合は画像が削除されたのではなく、表示設定・文字列の折り返し・表示モードのどれかが原因です。まずは図を再挿入する前に、設定を確認して表示を戻しましょう。

最初に試す最短の解決手順

[ファイル]→[オプション]→[詳細設定]→[ドキュメントの内容を表示]で[図のプレースホルダーを表示する]をオフにし、[画面上に図形とテキストボックスを表示する]をオンにします。続けて[表示]タブから[印刷レイアウト]に切り替えてください。
  1. Word上部の[ファイル]をクリックします。
  2. 左下の[オプション]をクリックします。
  3. 左側の[詳細設定]をクリックします。
  4. [ドキュメントの内容を表示]までスクロールします。
  5. [図のプレースホルダーを表示する]にチェックが入っていたら外します。
  6. [画面上に図形とテキストボックスを表示する]にチェックを入れます。
  7. [OK]をクリックし、Word画面に戻ります。
  8. [表示]タブを開き、[印刷レイアウト]をクリックします。

この操作で、図の代わりに枠や空白だけが表示される症状は解決することが多いです。設定を変えた後は、いったん文書を保存して閉じ、開き直すと表示が安定する場合もあります。

図が見つからないときは選択ウィンドウで探す

図が文章や別の図形の後ろに隠れている場合、画面上をクリックして探すのは時間がかかります。[選択ウィンドウ]を使うと、文書内にある図・画像・図形を一覧で確認できます。

  1. [ホーム]タブをクリックします。
  2. 右側にある[選択]をクリックします。
  3. [選択ウィンドウ]をクリックします。
  4. 右側に表示された一覧から、画像らしい項目や[図]をクリックします。
  5. 項目の右側にある目のアイコンが非表示になっていたら、クリックして表示状態にします。
  6. 図を選択できたら、[図の形式]タブまたは[図形の形式]タブを開きます。
  7. [文字列の折り返し]から[行内]を選びます。

特におすすめなのは、いったん[行内]に戻す方法です。図が文字と同じように扱われるため、ページ外や文字の後ろに隠れるトラブルを切り分けやすくなります。表示を確認した後で、必要なら[四角]や[前面]などの折り返しに変更しましょう。

挿入した直後に図が消える場合の確認手順

貼り付けた直後は見えていたのに、クリックを外すと消える場合は、画像の配置場所や重なり順を確認します。図がページの余白外へ移動していたり、背景の後ろに回っていたりするケースがあります。

  1. 図が見えているうちにクリックして選択します。
  2. 図の右上付近に出る[レイアウト オプション]のボタンをクリックします。
  3. [文字列の折り返し]で[行内]を選び、図が消えないか確認します。
  4. [その他のレイアウト オプション]を開ける場合は、[位置]タブで横位置・縦位置が極端な数値になっていないか確認します。
  5. [文字列と一緒に移動する]をオンにすると、段落の移動に合わせて図も移動しやすくなります。
  6. 複数の図形が重なっている場合は、[図の形式]または[図形の形式]→[前面へ移動]をクリックします。

社内テンプレートでは、ヘッダーやテキストボックス、背景図形が前面に置かれていることがあります。この場合も、選択ウィンドウから対象の図を選び、[前面へ移動]で表示できることがあります。

画像が空白・枠・赤い印だけになる原因

リンクした画像の保存場所が変わっている

Wordに画像を埋め込まず、ファイルへのリンクとして挿入していると、元画像を移動・削除・名前変更したときに表示されなくなります。共有フォルダー、USBメモリー、OneDriveの同期フォルダーにあった画像で起こりやすい症状です。

  • 元の画像ファイルが現在も存在するか確認します。
  • 画像のファイル名や保存先フォルダーを変更していないか確認します。
  • 共有フォルダーの場合は、ネットワークに接続できているか確認します。
  • 見つかった画像は、[挿入]→[画像]→[このデバイス]から入れ直すと確実です。

今後、別のPCでも確実に表示したい文書では、リンクではなく通常の画像挿入を使うと安心です。ファイル容量は増えますが、元画像の場所に影響されにくくなります。

下書き表示・アウトライン表示になっている

Wordには文章を編集しやすくする表示モードがあり、モードによっては画像やレイアウトが見えにくくなります。画面右下の表示切り替えボタン、または[表示]タブから[印刷レイアウト]を選んでください。

  • [下書き]では、図の表示が省略されることがあります。
  • [アウトライン]では、文章構造の確認が優先されます。
  • [閲覧モード]では、編集時と配置が異なって見える場合があります。

うまくいかない場合のチェックポイント

ここまで試しても図が表示されない場合は、次の項目を上から順に確認しましょう。複数の原因が重なっていることもあります。

  • 図が削除されていないか:[Ctrl]+[Z]で直前の操作を元に戻せるか確認します。誤って削除した直後なら復元できる場合があります。
  • 文書内の別ページに移動していないか:[Ctrl]+[F]でナビゲーションを開き、見出しやページを確認します。図のアンカーになっている段落が移動していることがあります。
  • ヘッダー・フッター内にないか:ページ上部または下部をダブルクリックし、ヘッダー・フッター編集画面で図が表示されないか確認します。
  • 文字の背面に隠れていないか:図を選択できる場合は[文字列の折り返し]を[行内]または[前面]に変更します。
  • 文書が破損していないか:新しい空白文書を作り、問題の文書から文章と図を少しずつコピーします。特定のページだけで起きる場合、コピーで回避できることがあります。
  • Wordの表示だけがおかしくないか:Wordを終了して開き直し、WindowsまたはMacも再起動します。更新直後や長時間起動し続けた後は改善することがあります。

再発を防ぐ図の挿入・保存のコツ

図を入れた後に消えるトラブルを減らすには、挿入直後の設定と保存方法が大切です。仕事の文書では、あとから編集する人がいることも考えておくと安心ですね。

  1. [挿入]タブ→[画像]から画像を挿入します。
  2. 画像をクリックし、[レイアウト オプション]から最初は[行内]を選びます。
  3. サイズを調整するときは、角にある丸いハンドルをドラッグします。縦横比が崩れにくくなります。
  4. 配置を自由にしたいときだけ[四角]や[前面]へ変更します。
  5. 編集後は[Ctrl]+[S]で保存します。
  6. メール添付や共有前に、一度ファイルを閉じて開き直し、画像が表示されるか確認します。

時短に役立つWordの便利な操作

最後に、図を多く使う資料で役立つ時短ワザを紹介します。覚えておくと、画像の配置確認や資料の仕上げがスムーズになります。

  • [Ctrl]+[S]:上書き保存です。図の配置を調整した区切りでこまめに保存しましょう。
  • [Ctrl]+[Z]:操作を元に戻します。図を誤って消した、移動したというときにまず使います。
  • [Ctrl]+[Y]:元に戻した操作をやり直します。
  • [Ctrl]を押しながら図をクリック:文字の近くにある図を選択しやすくなることがあります。
  • 選択ウィンドウ:図が多い資料では、見えない図の確認、重なり順の調整、不要な図形の発見に便利です。

Wordで図が消えたように見えたときは、再挿入を急がず、まず表示設定・印刷レイアウト・選択ウィンドウ・文字列の折り返しを確認してください。この順番なら、作り直しを減らして短時間で復旧しやすいですよ。

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