Excelで重複データに付いた色を消したいときは、条件付き書式のルールを削除します。セルの文字や数値は残したまま、色だけを解除できるので安心してください。表全体の色を消す方法と、一部の範囲だけ消す方法を順番に解説します。

結論:[条件付き書式]から[ルールのクリア]を選べば色を消せます

重複しているセルの色だけを消すなら、対象範囲を選択して[ホーム]→[条件付き書式]→[ルールのクリア]→[選択したセルからルールをクリア]をクリックします。表全体から消す場合は[シート全体からルールをクリア]を選びます。

Windows版Excelでは、リボンのキー操作で[Alt]→[H]→[L]→[C]→[S]と押すと、選択したセルの条件付き書式ルールをクリアできます。Excelのバージョンや表示言語によってキー操作が異なる場合があるため、うまく動かないときはクリック操作を使いましょう。

重複セルの色を一部だけ消す手順

たとえば、A列の重複チェック用の色だけを消したい場合は、A列または色を消したいセル範囲だけを選択してから操作します。ほかの列に設定した条件付き書式を残せるのがメリットです。

  1. 色を消したいセル範囲をドラッグして選択します。
  2. Excel上部の[ホーム]タブをクリックします。
  3. [条件付き書式]をクリックします。
  4. メニュー下部の[ルールのクリア]にマウスポインターを合わせます。
  5. [選択したセルからルールをクリア]をクリックします。
  6. 重複データに付いていた塗りつぶし色や文字色が消えたことを確認します。

この操作で消えるのは、選択範囲に適用されている条件付き書式です。手動で付けたセルの背景色や文字色は通常そのまま残ります。

シート全体の重複色をまとめて消す手順

試しに設定した重複チェックのルールをすべて削除したいときや、不要なルールが増えて表が見づらくなったときは、シート全体からクリアすると早いですよ。

  1. 対象のワークシートを開きます。
  2. [ホーム]タブから[条件付き書式]をクリックします。
  3. [ルールのクリア]を選択します。
  4. [シート全体からルールをクリア]をクリックします。
  5. シート内の条件付き書式がすべて解除されたことを確認します。

ただし、この方法では重複の色だけでなく、期限切れを赤くするルールや上位項目を強調するルールなども一緒に消えます。大切なルールがある表では、次に紹介する[ルールの管理]から不要なルールだけ削除する方法がおすすめです。

重複の色だけを指定して削除する方法

条件付き書式が複数ある表では、どのルールを消すか確認してから削除しましょう。[ルールの管理]を使うと、「重複する値」のルールだけを見つけて削除できます。

  1. 条件付き書式が設定されているセルを1つクリックします。
  2. [ホーム]→[条件付き書式]→[ルールの管理]をクリックします。
  3. 画面上部の表示対象を[このワークシート]または現在の選択範囲に変更します。
  4. ルール一覧から、重複を判定しているルールを探します。
  5. 該当するルールをクリックして選択します。
  6. [ルールの削除]をクリックし、[OK]で確定します。

重複チェックのルールは、一覧内で「重複する値」や「数式を使用して、書式設定するセルを決定」と表示されることがあります。適用先の範囲も確認して、消したいルールと一致しているか見極めてください。

色を消しても重複データそのものは削除されません

条件付き書式は、重複している値を見つけて色で知らせる機能です。色を消しても、セルに入力されている重複データは残ります。

重複した行や値も削除したい場合は、[データ]タブの[重複の削除]を使います。ただし、こちらは実際のデータを削除する操作なので、先にファイルを保存するか、元データをコピーしてから実行しましょう。見た目の色だけ消したい場合は、[重複の削除]を使わず条件付き書式のルールをクリアしてください。

うまく消えない場合のチェックポイント

手動で付けた塗りつぶし色だった

[ルールのクリア]を実行しても色が残る場合、その色は条件付き書式ではなく、手動の塗りつぶしである可能性があります。この場合はセルを選択し、[ホーム]タブの[塗りつぶしの色]から[塗りつぶしなし]を選びます。文字色も残るなら、[フォントの色]から[自動]を選んでください。

選択範囲がルールの適用先とずれている

条件付き書式は、見えている色のセル以外にも広い範囲へ設定されていることがあります。色が一部だけ残るときは、[条件付き書式]→[ルールの管理]を開き、[適用先]の範囲を確認しましょう。不要なルールを削除するか、適用先を必要な範囲に変更します。

別の条件付き書式が同じセルに設定されている

同じセルに複数のルールがあると、1つ削除しても別ルールの色が表示されることがあります。ルールの管理画面で一覧を確認し、重複チェック以外のルールが色を付けていないか確認してください。優先順位が上のルールが表示を上書きしている場合もあります。

テーブルのスタイルや交互の色と勘違いしている

Excelのテーブル機能を使っていると、行ごとに交互の背景色が付きます。これは条件付き書式ではないため、ルールをクリアしても消えません。テーブル内をクリックして[テーブル デザイン]タブを開き、[縞模様(行)]のチェックを外すか、テーブルスタイルを変更しましょう。

フィルターで非表示のセルにルールが残っている

フィルターで行を絞り込んでいると、見えている範囲だけで判断しにくくなります。必要に応じてフィルターを解除し、シート全体のルールを管理画面で確認してください。

重複チェックをやり直すときの時短ワザ

一度色を消したあと、改めて重複を確認したくなったら、条件付き書式をすぐ設定できます。

  1. 重複を調べたい範囲を選択します。
  2. [ホーム]→[条件付き書式]→[セルの強調表示ルール]をクリックします。
  3. [重複する値]を選択します。
  4. 色の種類を選び、[OK]をクリックします。

また、表を操作する前に[Ctrl]+[Z]で直前の操作を元に戻せます。誤ってルールを消してしまった直後なら、このショートカットで復元できるので覚えておくと安心です。条件付き書式のルールが増えすぎる前に、定期的に[ルールの管理]で整理すると、Excelファイルが見やすくなり作業もスムーズになりますよ。

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