Wordで取り消し線を付けたいのに、毎回ホームタブを開いて探すのは地味に面倒ですよね。仕事中は、修正前の文を残しつつ見直し箇所を分かりやすくしたい場面がよくあります。そんなときはショートカットを覚えておくと一気に時短できます。この記事では、Wordで取り消し線を付ける最短のやり方を先にお伝えしたうえで、解除方法、うまくいかないときの確認ポイント、さらに便利な関連ショートカットまでまとめて分かりやすく解説します。
Wordの取り消し線ショートカットはこれです
まず結論からいうと、WordにはExcelのように「これ1発で取り消し線」という定番キーが広く統一されているわけではありません。そのため、実務ではCtrl + Dでフォント設定を開いて取り消し線を付ける方法がもっとも確実です。
Windows版Wordでの基本手順はこちらです。
- 取り消し線を付けたい文字をドラッグして選択します。
- Ctrl + Dを押して「フォント」ダイアログを開きます。
- Alt + Kを押して「取り消し線」にチェックを入れます。
- Enterを押します。
この方法なら、リボンの場所が分からなくても安定して操作できます。解除したいときも同じ手順で、取り消し線のチェックを外せばOKです。
マウス操作で取り消し線を付ける手順
ショートカットが苦手な方は、クリック操作でもすぐ設定できます。こちらも覚えておくと安心ですよ。
- 取り消し線を付けたい文字列を選択します。
- Word上部の「ホーム」タブをクリックします。
- フォントグループ右下の小さな矢印をクリックします。
- 「フォント」画面が開いたら、「取り消し線」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックします。
画面の見た目はWordのバージョンで少し違っても、基本的な流れは同じです。リボンから見つけにくい場合は、フォントグループ右下の小さな起動ボタンを探すと進めやすいです。
取り消し線を解除する方法
修正が終わったあとに取り消し線を消したいこともありますよね。解除方法はとても簡単です。
ショートカットで解除する手順
- 取り消し線が付いている文字を選択します。
- Ctrl + Dを押します。
- Alt + Kを押してチェックを外します。
- Enterを押します。
クリックで解除する手順
- 取り消し線が付いた文字を選択します。
- 「ホーム」タブをクリックします。
- フォントグループ右下の小さな矢印をクリックします。
- 「取り消し線」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックします。
なお、文字を選ばずに設定すると、そのあと入力する文字に取り消し線が付くことがあります。既存文字を消したいのか、これから入力する文字の設定を変えたいのかを意識して操作しましょう。
二重取り消し線を付ける方法
契約書の下書きや細かい校正で、通常の取り消し線ではなく二重取り消し線を使いたい場面もあります。これもフォント設定から行えます。
- 対象の文字を選択します。
- Ctrl + Dを押します。
- 「フォント」画面で「二重取り消し線」にチェックを入れます。
- Enterを押します。
通常の取り消し線と二重取り消し線は別項目です。用途に合わせて使い分けると、修正の意味を見分けやすくなります。
校閲の取り消し線と文字装飾の取り消し線の違い
ここは意外とつまずきやすいポイントです。Wordには、単なる文字装飾としての取り消し線と、変更履歴による削除表示の取り消し線があります。
- 文字装飾の取り消し線:自分で見た目として線を付ける機能です。
- 変更履歴の取り消し線:校閲機能で削除した文字に自動で付く表示です。
「線が消えない」「普通の方法で解除できない」と感じたときは、変更履歴がオンになっている可能性があります。その場合は文字装飾ではなく、校閲設定の確認が必要です。
うまくいかない場合のチェックポイント
ショートカットを押しても反応しない、チェックを外したのに消えない、というときは次を確認してみてください。
1. 文字を選択できていない
もっとも多いのがこれです。文字を選択せずに操作すると、選択中の文字ではなく今後入力する文字設定が変わることがあります。
- 対象文字が反転表示されているか確認する
- 単語だけでなく、スペースや記号まで含めて選択していないか確認する
2. 変更履歴がオンになっている
削除した文字が取り消し線で残る場合は、装飾ではなく変更履歴の表示かもしれません。
- 「校閲」タブをクリックします。
- 「変更履歴」がオンになっていないか確認します。
- 表示だけを変えたい場合は、表示形式やマークアップの設定も確認します。
共同編集の文書では特に起こりやすいので注意したいところです。
3. ショートカットの押し方がずれている
Ctrl + Dは同時押しです。先にCtrlを押しながらDを押す形で試してみてください。さらに、取り消し線の切り替えはフォント画面が開いたあとにAlt + Kです。いきなりAlt + Kだけ押しても動かない場合があります。
4. Wordのバージョンや環境差がある
Windows版では今回の方法が安定していますが、Mac版やWeb版Wordでは操作やキーが少し異なることがあります。会社PCと自宅PCで挙動が違う場合は、使っているWordの種類もチェックしてみましょう。
5. 書式が複数混ざっている
別の場所からコピーした文章では、取り消し線以外の書式が複雑に残っていることがあります。その場合は書式クリアが有効です。
- 対象の文字を選択します。
- 「ホーム」タブをクリックします。
- 「すべての書式をクリア」をクリックします。
そのあとで改めて必要な書式だけ付け直すと、きれいに整えやすいです。
よくある使い方のコツ
取り消し線は、ただ消したい文字に線を引くだけでなく、作業の見える化にも役立ちます。
- 会議メモで「対応済み」の項目に付ける
- 原稿チェックで削除候補を残して共有する
- 手順書の改訂時に旧表現を一時的に残す
- タスク整理で完了した項目を目立たせる
ただし、正式提出用の文書では見た目が雑に見えることもあります。社内確認用か、最終版かで使い分けるのがおすすめです。
最後に覚えておきたいWord時短ワザ
取り消し線とあわせて、次のショートカットも覚えておくと文書修正がかなり速くなります。
- Ctrl + B:太字
- Ctrl + I:斜体
- Ctrl + U:下線
- Ctrl + Shift + >:文字サイズを大きくする
- Ctrl + Shift + <:文字サイズを小さくする
- Ctrl + Space:文字書式をリセットする
特にCtrl + Spaceは、コピー貼り付けで書式がぐちゃっと崩れたときに便利です。取り消し線が消えないように見える場面でも、一度書式を整理すると解決しやすくなります。
まとめ
Wordで取り消し線を付けるなら、まずは文字を選択してCtrl + D、Alt + K、Enterの流れを覚えておけば大丈夫です。解除も同じ流れでできます。もしうまくいかないときは、文字選択の有無、変更履歴、書式の混在をチェックしてみてください。よく使う操作ほど、こうした確実な手順を1つ持っておくと作業のストレスがかなり減ります。ぜひ今日の文書修正から試してみてくださいね。
